ミックスボイスやベルティングをマスターするコツのひとつに、リップトリル(リップロール)があります。
この唇をBRRRRと震わせる「リップトリル」は喉のウォームアップ、歌唱に使う筋肉のリラックスなど、とっても効果的な練習法です。
よく海外のアーティストのドキュメンタリーの中のオフショットに映ってたりしますよね!
あの歌姫セリーヌディオンもアメリカのトークショーに出演した際に、「歌が上手くなる練習法を一つ教えて!」というリクエストに、「リップトリルよ、これは毎日欠かさずやるの。」と実演していました。
たくさんのボイストレーナーさんも推奨しているのでリップトリルを知っている方や練習に取り入れている方も多いでしょう。
しかし、ただ普通にリップトリルしているのでは、筋肉のリラックスには効果的ですが、発声法や歌唱法、特にミックスボイスやベルティングの習得にはなかなか繋げていけてない方が多いです。
「ただ喉に良いらしいからやってるけど、実際効果的かは謎。」
実際こんなお客様も多くいらっしゃいます。
効果が倍増!するリップトリルの方法
私のレッスンではまず最初にリップトリルの練習を丁寧に行います。
この時色々と細かく感覚を調整していくのですがに意識してやることでずっと高音が楽に出せるリップトリルの方法がいくつかあります。
今日はその細かく説明することの中の一つ、みなさんに紹介しますね!
それは〜っ
ジャンッ!
「喉を開ける」ことですー!
えーなーんだ、それだけか〜と思った方、ちょっと待って。
案外できない人が多いんですよ。
低音域では簡単ですが、高音域まで喉の空間を保つには訓練が必要です。広げているつもりでも、広げられていない方もいます。
喉を広げるには、その広げる筋肉を鍛えてあげることと、普段あくびなどで広げている時にどの筋肉を使っているのか、「気づくこと」がとても必要です。
ミックスボイスやベルティングをマスターしたい方、喉締めや張り上げに悩む方、まずは「喉を広げたリップトリル」から丁寧に毎日始めてみてはいかがでしょうか?
Chico