リベルティング発声法

BLOG

ブログ

【レッスン後記】日本人の裏声と欧米人の裏声の違い・コーラス系の方は要注意です!

ベルティング

目次

Hello Belters!!
ロサンゼルスより、リベルティング発声法代表のChicoです! 今日はサンフランシスコ、シリコンバレー在住のクライアントとレッスン。彼女はコーラスグループに所属して長く歌っている、とっても美しい声の持ち主。しかも上品で、容姿も綺麗なんですよ。お話もとっても丁寧で。そんな彼女に今日は「鮭の孵化」について、例え話として口から思わず出てきてしまった時は流石に私も「やばいかな?理解してもらえるかな?」と不安でした。が、うまくイメージできたみたいでよかったです:) さて、コーラスとベルティングボイスは使う声、態度、環境など全てにおいて対局にあります。コーラスは「和」や協調性、グループで作り上げるものなので、個々が目立ってはいけません。ですので、自己主張のない美しく柔らかい裏声を使うことが主流です。 ちなみに、グループで歌うといえばゴスペルですが、ゴスペルはベルティングボイスの集団です。個々が自由に自分の本当の声と繋がり、自分らしさを発揮することでエネルギーに満ちた生きる喜びとともに、神に歌声を捧げる、そんな歌唱スタイルなので、ベルトしても問題ないし、NYでゴスペルを習うとガンガン地声で張り上げるように指導されることが多いです。

さて、私もこれまでコーラス系の方へベルティング習得レッスンをした経験がありますが、コーラスを長くやっている方は、ベルティングボイス習得時にちょっとした壁に直面してしまいます。それは、「美しく歌う癖」が原因で、音が上に上がる感覚が抜けきらないこと。美しく歌おうと意識することで息が漏れ始め、喉の力みの原因となることが多くあります。また普段コーラスで使っている「裏声に共鳴を入れて喉が上がっている癖」が力みを取り除くのに邪魔になるのと、この癖があるから喉が開きづらい、喉を開くという発想にシフトしづらいということがあります。 今日もね、「先生、コーラスをやっていると裏声を強くしよとして3曲歌うと声が枯れるんです」と相談を受けました。そうなの。これね、この間も説明したけれど、裏声に芯を持たせようとする裏声ミックスは、喉にものすごく負担がかかりやすいんです。 裏声で同じ悩みがある方は、声が鼻にかかって喉が締まり過ぎないように気をつけてくださいね!その場合は爽やかに後ろにひっくり返すトレーニングでポジション開発をしていきましょう。

リベルティング発声法では、喉を後ろに開けて発声の基礎を整えていくのですが、喉が締まる場合は裏声も後ろに開けて調整していきます。日本人の裏声は、裏声にひっくり返って、喉が上がって鼻にかかった声を使うことが多いのですが、欧米人の裏声は喉がしっかりと後ろに開いているんです。鼻にかからず喉も上がっていないので安全。そしてあのどの声にもアクセスできる裏声を使いこなせるんですね。海外アーティストの裏声を不思議に思ったことはありませんか?もしあるならセンスが良いです。 あー、まだまだお話ししたいことがたくさんあるのですが、今日はこの辺で!

Chicoと発声についてお話ししたい方は、ぜひ2月20日、22日のベルティング発声法ワークショップへお越しください!このWSはみなさんとの質疑応答をたっぷりと交えてベルティング発声を体感していく2時間です!

Love yourself, Love your Voice.
REBELTING代表 Chico

 

\2020年帰国レッスン情報/
【ベルティング発声法ワークショップ】
2月20日(木)17:00-19:00
2月22日(土)18:00-20:00
¥9000-

【アーティストの為のマインドワークショップ】
2月23日(日)時間未定
¥15000~¥73000

【対面レッスン】
東京:2月20~26日
大阪:2月27日・28日
60分:5万円

募集開始までしばらくお待ちください。

こちらの記事もおすすめ