リベルティング発声法

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【レッスン後記】感情と声のつながりを使えば発声は一瞬で整う、クリエイティブの力

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Hello, Belters!!
皆さんこんにちは!ロサンゼルスよりリベルティング発声法代表のChicoです!
1月1日から30日間大好きなお酒をお休みしています。現在9日目!ワインングラスに水を入れると気分が紛れるという技を生み出しました。残り21日! それでは、今日もレッスン後記をお届けします!

まず最初のレッスンは日本時間朝8時からのJさん。
この子ね、華奢で本当に可愛くて。去年の7月に体験レッスンを受けてくれて、そこから11月のワンボイスマスターコースに申し込んでくれたんだけど、長い間SLS系のボイストレーニングを受けていて、しっかり発声のバランスが整っているものの裏声ミックスの高音でした。声が小さく、スケールが小さいけれど、ビヨンセのListenもフルで歌えてて、「え?これでいいじゃん?ワンボイス必要?」って聞いたんだけど、「裏ミックスでなくパワフルに歌いたい!自分の殻を破りたい!」ということで、リベルティングを使い発声の立て直しをすることになりました。

ワンボイスが始まってからの1ヶ月で、地声が大きくしっかり出て来て、高音のロングトーンもガツーンとベルトできるようになって来てね。ただ、高いDあたりから裏声ミックスに抜けてしまう癖が残ってたので、今日はそこを調整。リベルティング発声法では、女性はFまで地声を引き上げます。男性はA, それ以降も裏ミックスではない、ミックスボイスでFまで練習します。
でも今日は、新年一発目ということで、50分間マインドカウンセリングを。過去のトラウマのことで、カウンセリングを受けたいと専門家を探していたようで、私のところへ来てくれて丁度よかった;)

自分の中の心のブロックは、顕著に声に表れます。彼女が裏声ミックスからなかなか抜け出せない理由は、自分の汚さや強さを前に出せないことにありました。これは日本女子によくあること。日本に目立ったベルターがいないのは、カルチャーが大きく関係していることもあります。大丈夫、みんな、汚い部分、どんどん出していこう;)可愛さも、セクシーさも、クールも、ダーティーも、クレイジーでぶっ飛んでるのも、カッコ良さも、みんなには自分の中の色んな顔を愛して、歌の中で存分に表現して欲しい。そうすると歌が生きてみんなの魅力がものすごく輝くから。「ありのままの自分をさらけ出すほど愛される」歌を通してそんな喜びを感じて欲しいと思うんです。って、この分野を語り始めたら、ものすごく長くなって最後はエロの話になるので、今日はここまで。

 

次のレッスンは、黄色とオレンジと緑色のブルースシンガーMと最後のレッスン。私ね、彼女とのレッスンの時間が本当に好きで。面白くて、一緒にいると楽しんだよね、彼女。きっと心の深いところから、優しさに溢れた人なんだと思う。2年前からベルティングWSに来てくれたり、マインドWSにも来てくれて。黄色い人がいるなぁと思ってたんだけど、いざレッスンを始めたら、もうグングン伸びて。面白いくらい上手くなるのね。それもそのはず、歌うことが楽しくて、毎日練習してるんだって。

「日本にこんなボイストレーニングないですよ」と色んな方からコメントをもらいますが、彼女もいつもトレーニングの成果を「すごーい、すごーい」と心から楽しみ喜んでくれて、その姿が私の背中を押してくれててね、感覚的でクリエイティブな彼女とのレッスン中には新しい法則が生まれたり。個性的な彼女の歌唱スタイルにインスパイアされて私も歌を歌ったり。毎回最高に楽しいレッスンでした。リベルティングのレッスンを受けて基礎発声を身につけて、自分の声が見つかってからは他人の意見に左右されなくなったと、今日話してたな。そうだね、声が見つかると、自分の軸が定まるんだよね。強くなって、自分の為に立ち上がる力が身につく。不思議だけれど、声と心は深く繋がってるんだよね。

最後のレッスンは、ベルト〜ミックスと身につけて、仕上げの「頑張らないボイス」を30分でレクチャー。発声構築の最終形態は「喉が鳴る」というレベルまでやりました。また新しい可能性の扉が開いたところで、彼女は旅立ちます;)新しい目標ができたからね、6月にシカゴのジャズフェスに行くというので、「ボイトレなんて受けずにお金貯めろ!」とこの間話してて。自分の声を見つけてここまで来たらもう一人でも大丈夫。これからはどんどん外の世界に羽ばたいて歌って欲しい。

そう、「一流になりたい」という彼女には、色々とマインドのお話や、私の周りの一流人の話なんかをさせてもらってたんだけど、今日は、「自分を決める」という話をしました。「自分で自分を決めないと、世の中が自分を決める」と。自分でシンガーだと決めればあなたはシンガーだけど、何も決めないと「フリーター」で終わる。自分が誰なのか、自分で決めよう、という話をしました。これからブルースシンガーとして新しい声を存分に楽しんで欲しい。あ、そうだ、今日また彼女と新しい法則が生まれたのです。今までの歌の概念を超えた「パントマイムの法則」。これは頑張らないボイスの精密性を一瞬で引き上げます。早く他のクライアントで試したい。あーもうベルティングを通して出会える人が素敵すぎて幸せです。

 

最後のレッスンは、ワンボイス6期生のNさんと。50歳なのに40歳に見える。リベルティングで声を整えると、みんな綺麗になるんだけど、彼女も初回レッスンの時と比べたら、どんどん綺麗になっています。初回は5万円の単発レッスンを受けてくれて、その時は線が弱く、体が力み喉が酷く締まり、不安定だったんだけれど、一言二言で彼女の本来の声へ導引き、解放していくと、ものすごく魅力的で魂のこもった歌声でシャウトして、その声に私感動して泣いたからね。鳥肌がぞわぞわ〜と立って。涙がこぼれました。その時、どうしてこの人が私のレッスンに来たのか、一瞬で理解できた。「私はずっと歌っていきたいんです、このまま諦めたくないんです」と泣く彼女をどうにかサポートしたいと思ってたんですが、ワンボイスの6期に入ってくれて本当によかった。これで私も心置き無く彼女の才能を磨き上げることができる;)

そんな彼女のワンボイスコースレッスンだったんですが、今日は歌への憧れを取り除き高音発声を安定させるレッスンを行いました。歌が好きで、憧れや目標が高ければ高いほど、高音をうまく出すことができません。高音は見上げるんじゃなくて、思いっきり見下す。これがリベルティング発声法のお約束です。感情と心の状態と声のコンディションの繋がりを利用し、発声を一発で整えます。だからね、本当に効果が早い。で、嬉しかったのは、彼女の今年の目標が、クワイアのグループだけでなく、一人で歌い始めるということ。 彼女がこんなことを言っていました。
「最近自分で自信を持って歌えるようになった。本番や、権力の前で歌うことに緊張が解けて来ているのは、努力して上達しているから。今までは、裏返ったらどうしよう、今日は声出るかな?とか、どうしても払拭できない声の不安と背中合わせだったけど、今は先がある。最近の上達と、今の声。これが安心感になってる。声が出るようになって、歌うことが本当に楽しい。」

 
さて、今日も良いレッスンでした!
みんな今年もどんどん自分の才能を磨いていこう。
ありのままの自分で輝いていこうね。
 
 
 
Love yourself, Love your Voice. REBELTING代表
Chico
 
 
 

\2020年帰国レッスン情報/
【ベルティング発声法ワークショップ】
2月20日(木)17:00-19:00
2月22日(土)18:00-20:00
¥9000-

【アーティストの為のマインドワークショップ】
2月23日(日)時間未定
¥15000~¥73000

【対面レッスン】
東京:2月20~26日
大阪:2月27日・28日
60分:5万円

募集開始までしばらくお待ちください。

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