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「鼻腔共鳴はもう古い!」LAの敏腕トレーナーが語る20年遅れた日本のボイトレ事情

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ここロサンゼルスには、クライアントにそうそうたる有名歌手を抱える、売れっ子”セレブリティボイストレーナー” 達がいます。 そんなセレブリティボイストレーナーに、ビバリーヒルズに構える隠れ家的な音楽スタジオにて、日本で主流な「鼻腔共鳴」について質問したら、こんな驚きの答えが返ってきました。 「鼻腔共鳴は古いトレンドね。昔70年代、80年代のアメリカでも鼻腔共鳴(マスク共鳴)が主流だったわ。日本のトレンドは大体10年から20年遅れていると言われてるけれど、鼻腔共鳴もその一つのようね。」 Hi, Belters!!
ロサンゼルスより、ベルティングボイストレーナーのChicoです!こんにちは!
みなさん、高音発声の調子はいかがですか? 今日は日本でたくさんの方が悩み、問題を抱えている、この鼻腔共鳴についてお話します。

鼻腔共鳴とは?

日本のインターネットで、発声法について検索すると、この鼻腔共鳴と言うキーワードがわんさか出てきます。 知らない人は知らなくても全く問題ないのですが、少し説明しておくと、鼻腔共鳴とは「鼻腔に声を当てて強い響きを出す方法」。 これは日本のボイストレーナーさんによって定義も教え方も様々なようです。私は鼻腔共鳴を習ったことがないのですが、これまで何年も鼻腔共鳴トレーニングを受けて来た生徒さんからの調査によると、使われてる方法が2つあって、

ミックスボイス系
・裏声を鼻腔共鳴させて芯のある声、地声に近い声で歌いなさいと言う指導方法 ベルティング系
・地声を引き上げる時に鼻腔共鳴させる事で高音が出しやすくなると言う方法
声の出し方としては ・軟口蓋を持ち上げて
・鼻に向かって声の渦を巻くように
・舌の付け根を持ち上げて
・息のスピードを上げて鼻に当てる など、教え方もトレーナーによって様々なようです。

鼻腔共鳴の落とし穴

私のベルティングレッスンに来る生徒さんの中には、日本で鼻腔共鳴を2年〜5年もトレーニングしていた方が数多くいます。その生徒さん達の実際の悩みがこのようなものです↓
【裏声から鼻腔共鳴を入れる場合】
・裏声感が強く声が弱い
・ビヨンセやアギレラ、ブルーノ、理想の歌声と明らかに違う
・喉が力み、締まる
・地声や裏声の切り替えが不自然
・作り上げられた響きの声になる
・表情筋を使い歌唱時の顔が美しくない 【地声に入れる場合】
・喉が力んで締まる
・癖の強い一本調子な声になる その他、「習う前よりも歌が下手になった」という意見も。

アメリカでの発声法の進化

アメリカでも、一昔前のミュージカルはクラシック(声楽)、裏声をベースにした地声の無い歌手が多く、歌唱に演技を入れて話し声に近づけるために、鼻の両脇に声が突き抜けるように発声するよう指導されていたようです。 しかし、近年ミュージカルもコンテンポラリー(ロックやポップス寄り)な作品が増えるにつれて、発声も「完全な裏声ベース」から、もっと自然で話し声に近い「地声感の強いミックスボイス」さらには「ベルティングボイス」へと進化していきました。 それにつれてボイストレーニングも、安全な裏声を元にした発声の推奨から、今では地声でも喉に健康的に発声できるメソッドが理論的にも確立されてきています。 年に3回開催している「LAボイトレ合宿」に参加し、本場アメリカのミュージカルを観た生徒さん達は、日本とアメリカの歌唱の違いにとても驚きます。 日本では、裏声系やミックス系が主流ですが、アメリカのミュージカルは、「役がその人そのものだ!」と思えるほど自然な声で演じられ、そのリアルな世界観に引き込まれます。

鼻腔共鳴は良い?悪い?

私は鼻腔共鳴を基礎発声に使わないので、賛成もしませんが否定もしません。自分の中にその言葉が「存在しない」という言葉が一番しっくりきます。 もちろん鼻腔共鳴を使って思い通りに歌える人もいるでしょう。「自分の好きなように歌う」それが一番大切。ですので発声法については個人の選択を尊重します。良い悪いということはありません。 ただ、その反対の、うまくいっていない人たち、発声理論に陶酔してとても不自然な歌唱をしている人、など、鼻腔共鳴に悩んで、自分らしい歌唱を楽しめていない人達が今の日本に溢れかえっているのが事実。 また、鼻腔共鳴を教えるトレーナー自身も、高音に問題があり的確な声見本を示せない、またはネットで集めた情報をそのまま教えている、など、罪悪感に悩むケースも実際にたくさんあります。このような現状にはとても「良い」と言えないのが、私の本音です。

日本人が特に気をつけるべき「鼻」

私は発声の基礎づくりであるベルティング発声レッスンでは、鼻腔共鳴は教えません。 その理由の一つが、鼻腔共鳴は表現やニュアンスを出すための歌唱法と捉え、発声の基礎づくりには必要ないと考えている事。 本来の歌唱に効果的な鼻腔共鳴と鼻歌唱を取り違え、舌が力んで強い癖がつき、喉の締まりを引き起こすなど、一歩間違えると多くの問題を抱えることになります。 言語が鼻にかかり、喉が締まりやすい「日本語」を話す私たちが、健康的で安定した発声を身につけるには、まず「鼻歌唱」からの脱却が必須。ですので、鼻にかけて声を出すことはベルティング発声のメソッドとは真逆のものと捉えています。 私のレッスンでは、4ヶ月で地声の高音発声をマスターする「ベルティング習得コース」と、その後4ヶ月でミックスボイス、ヘッドボイスなど、全ての歌声をマスターする「ワンボイス習得コース」を設け、徹底的に発声の基礎を作り上げるプログラムがあります。 その中で、4ヶ月間ベルティングで発声を整えた後のワンボイス習得コースに入って初めて、鼻腔共鳴を「歌唱法」として教えます。 このワンボイスコース時には、みなさん揺るがない高音発声の「喉のポジション」が出来上がっているので、鼻、喉、口、胸、声をどこに響かせても喉の「力みや締まり」といった歌唱への影響は殆どなく、鼻腔共鳴が様々な表現のツールとして効果的な歌唱法となります。

鼻腔共鳴を克服すると

実際これまで、日本で鼻腔共鳴に悩む何人もの生徒さん達をベルティング発声へと高音矯正してきました。 声楽やミュージカル系で裏声ミックス(鼻腔共鳴)トレーニングを長年受けて来た方は、自然な地声のまま高音を発声できる、自分らしいベルティングボイスに出会った時、「探し求めてた声にやっと出会えた!」と嬉しくて泣いていたほどです。 また、ポップス系のボイストレーニングで、地声からの鼻腔共鳴を習っていた生徒さんは、どうしても取り除けない高音の力みに悩まされていましたが、ベルティングで発声の基礎を身につけた後、その教室の発表会で周りが全員同じ共鳴で歌う中、1人だけ鼻腔共鳴から脱却したベルティング発声で歌い、講師からも周りの生徒さんからも「どうやって歌ってるの?」と絶賛されたそうです。

新しい時代の発声法

20年前のアメリカに引き続き、日本もまた鼻腔共鳴から新しい歌唱法へと移行する過渡期に来ているように思います。 インターネットが当たり前の時代になり、アーティストや歌手たちが徐々に「この声じゃない」と、気づき「本当に欲しい声」を探し、実際に手に入れ始めています。 少なくとも私の身の回りでは毎日のように鼻腔共鳴に悩んでいた方々に変化が起こっています。中には、過去の自分と同じように、鼻腔共鳴や裏声ミックスに悩む人を救うために、ベルティングボイストレーナーに転身する人も少なくありません。 歌の才能がある人ほど耳が良いので、鼻腔共鳴を使った発声法に「本当にこれ?」と疑問を持っている方もいるでしょう。 その疑問、間違っていません。実際にみなさんと同じ悩みを持った方々が、苦悩の末にハリウッド式ベルティング発声法に辿り着き、ダイナミックな地声の高音を手に入れ、歌唱の悩みを劇的に改善させています。 もし今、裏声系ミックスボイスや鼻腔共鳴のトレーニングしていて、 「理想の声と違う」
「なんか上手くできない」 こんな「腑に落ちないモヤモヤした悩み」があるなら、最新の発声法で歌唱を見直しましょう。 無理をしたり、声を作り上げるのではなく、本当の自分の声で自由に歌える発声を身につけることは可能です。 喉に健康的に、思い切り地声の感覚で高音を歌う喜び、これがハリウッド式ベルティング発声法です。

最新の発声法を体験する

只今、ハリウッド式ベルティング発声法はご好評により、全てのレッスンが満席にて受付を締め切らせていただいています。

「ベルティング発声」にピン!ときた方、ベルティングを体験してみたい、どんな発声法かその理論を知りたい!と言う方は、この2018年8月に東京にて開催する、一年に3回だけの特別なワークショップにぜひお越しください。 私、Chicoがロサンゼルスより日本へ帰国し、直接みなさんにハリウッド式発声のレクチャーを行います。

\第4回ベルティング発声法ワークショップ/
8/17 17:30~19:30 【満席御礼:募集枠追加!】
8/18 15:30~17:30
場所:東京渋谷
プロアマ、歌唱レベルは問いません 【レクチャー内容】
ハリウッド式ベルティング発声について
日本に蔓延する裏声ミックス&鼻腔共鳴の正体
長年悩み続けている歌唱の原因と、解決方法をお伝えします。 *先着15名限定!
席数に限りがあります。
お申し込みは今すぐこちらからどうぞ
https://chicosbelting.com/workshop.html

それでは、 今日は、「鼻腔共鳴」について。
ロサンゼルスより、ベルティングボイストレーナーのChicoでした! Have a great day, Belters!!
Love yourself, Love your Voice.
ハリウッド式ベルティング発声法

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