リベルティングのChicoです!
昨日インスタストーリーズでアンケートをとったところ、88%の方がコロナウィルスによる今の状況に不安や恐れを感じていると答えてくれました。
この状況下で、恐れや不安を感じるのは当然ですよね。私の住んでいるロサンゼルスはもう外出禁止令17日目なので慣れてきましたが、禁止令が出されて生活が大きく変わることになった直後はとても大きなストレスを感じました。
日本も東京オリンピックが延期され、みんなが大好きな芸能人をコロナウィルスで失い、ロックダウンは起こるのか?これからどうなるか首都圏や大きな都市に住んでいるならなおさら不安と恐怖に苛まれていると思います。
そんな状況の中、みなさんが感じている不安や恐怖は、人を傷つけたく無いという優しさからきていたり、仕事に対するこれからの不安だったり、動物的感覚・危機感のセンサーがうまく働いている状態なのでおかしなことでも、精神が弱いわけでもありません。直感に冴え、動物として生存能力の高く優れている証拠です。
しかし、この動物的本能だけに支配されていると、いつも「食うか喰われるか」のサバイバルモードでストレスに晒されることになってしまいます。
そこで、人間に備わった「考える」という能力を使い、状況に対しての思考のバランスをとることで、今の不安や恐れに苛まれ混乱した状況から、世の中の役に立つ新しい発明やビジネスアイデア、また癒しをこの世の中に生み出していくことができます。
私たちは、そんな素敵なクリエイティブな力を持っているんです。
2019年から「アーティストの為のマインドワークショップ」と題して、生き方や考え方を教えており、この2週間のお休み中に丁度マインドWSの内容を練り直していたところでした。
そんなタイミングでいつもインスタグラムをフォローしてくれている方々や、私の大切なクライアント達がコロナショックで不安だという回答をみて、これはいかん!と思いまして。
今日はマインドWSでお話ししている内容を使って「不安と恐れ」について解説し、一人でも簡単にできる効果的なワークを紹介しますね。
「人生最低の出来事は人生最高の出来事へ」
この難しい状況の中で、しっかりと自分の恐れに向き合うことで、あなたの不安と恐れが最高のギフトに変わりますように。
恐れとは何か?
恐れとは簡単に説明すると、「今から起こる出来事が、自分にとってプラスよりもマイナスなことを与える」と認識している状態。 「欲しいものを失い、欲しくないものが手に入る」こういう認識の状態だ、と世界的人間行動学のDr. ディマティーニは語ります。 本当は全ての出来事はプラスもマイナスもなく、ニュートラルなんですが、人間は、物事をみたり聞いたりした瞬時にプラスかマイナスのどちらか片方だけを選んで脳にインプットして次の行動に構えるんです。これが物事に対する認識となり、潜在意識に保存され、私たちの記憶となります。 この認識のメカニズムを踏まえて、これから起こりうる出来事に対しての、このマイナス面に偏った認識のバランスを取ることで恐れや不安を解消することができます。
恐怖や不安に対するワーク
1・何が怖いのか、何が不安なのかをリストアップします。 2・それが起こったら自分の人生(使命や目標)にとってどんなメリットがあるか考えて書き出します。 3・それが起こらなかったら、自分の人生(使命や目標)にとってどんなデメリットがあるか書き出します。 このリストアップを、「恐れていることは実は恵みだったんだ」と気がつくまで最低20個はメリットを書き続けてください。 私もこれまでパニック障害や極度の過敏性腸炎などたくさんの不安や恐怖を経験し、苦労して克服してきましたが、実は恐れや不安というのは、私たちに「自分らしく生きれてないよ」「思考のバランスが取れてないよ」「幻想を抱きすぎているよ」と教えてくれている愛のメッセージなんです。怖がらずに、一度しっかりと向き合ってあげましょう。自分の声に耳を傾けるのです。 「あなたが恐れていること、不安なことは何ですか?」 ただ漠然と恐れて、考えることも避けたくなりますが、時間をとってしっかりと自分の恐れの正体を知ってあげてください。 信じられないかもしれませんが、思考を正しく整理すると、恐れを恵みに変えることは可能です。相反する2つのストレス
今日はもう1つ、恐れや不安につきもののストレスについてもお話ししますね。 恐れや不安はストレスを引き起こし、それはやがて病気の原因を作り出しますが、このストレスには2種類あります。 1つがユーストレス(Eustress)、快ストレスと言われるもの。これは、困難だけれど乗り越えたい!と思う体にも良い影響を与えるストレスです。 例えば、レベルの高いステージの仕事のオファーが来た。怖いけれどやりたい!インスピレーションに溢れた中で困難に挑戦していく、そんなストレスがこの快ストレス。 もう1つはディストレス(Distress)、苦痛と言われるもので、これは病気を引き起こします。この苦痛がどうして生まれるかというと、人生や自分自身、人間関係など、物事に対して非現実的な期待を抱き、その物事のもつ一面(プラス or マイナス)だけしか見ずに、幻想に入り込んでいる思考状態から生まれます。 これが今の私たちの不安や恐れの状態ですね。 いつも平和であるべき、いつも仕事があり国に保証されている、いつもお金があるべき、いつも健康でいるべき、いつも人に優しく、など、このような実現不可能で一方的な人生の見方を「幻想」と呼んでいますが、幻想を当たり前だと思い込んでいると、予期せぬ出来事が起こった時に「こんなはずじゃ無いのに!」と怒りや不安、恐れに支配され大きなストレスを引き起こします。これがディストレス、苦痛の状態です。
- 先ずは何が怖いのか、何が不安なのかをリストアップします。
- それが起こったら自分の人生(使命や目標)にとってどんなメリットがあるか考えて書き出します。
- それが起こらなかったら、自分の人生(使命や目標)にとってどんなデメリットがあるか書き出します。