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【音楽】本場ロサンゼルスで肌で感じる日本と韓国の世界進出への温度差とは?

目次

前回までのお話
挑戦をためらう人に伝えたい、世界に挑戦して大挫折した歌手が手に入れた本当の豊さ・Chicoストーリー2

場で感じる日本とアメリカの意識の違い

C:私がアメリカに来て1番感じたことは、日本では私はものすごい歌唱力があるタイプだったのね、天才って言われてたからさ。日本はそういうところに関してものすごいゆるいのよ。

M:基準が甘いってことですか。

C:甘い。音楽業界の中でも。

M:なるほど。

C:だけどアメリカって1番ゆるそうで。1番ゆるそうできついっていうか。

M:(笑)。

C:だからトレーナーになってプロの人とか見るけど、日本はそんなに発声ができてない人でもプロで活躍してる人ってたくさんいるからね。だからその違いってすごい感じるよね。

M:なるほど。そういう意味では言い方がきついかもしれないけど、変なプライドみたいのが身に付いちゃうっていうことなんですかね。

C:もう1つ言い方変えたら、勘違いしてる人が多いってこと。昔の私のように。私が1番勘違いしてたからさ。幻想に入り込んでて天才だと思っててさ。あとは気合でどうにかなるっていう体育会系な考え方。

M:なるほど。

C:それがハリウッドと日本の違いっていう感じかな。競争や挑戦が小さいからなのか。ぬるいんだよな。

M:なるほど。

韓国と日本の違い

C:私この間びっくりしたのがさ、BTSの話をしてたときに、日本の芸能界と繋がりのある子と話をしてたんだけど、BTS頑張ってるよねって。そういえば日本でもボーイズグループがハリウッド進出目指してたんだけど、麻衣子氏知ってる?別に誰とか言わなくていいからさ。日本でお茶の間で人気みたいな。

M:あー!なるほど!そうなんですよね。

C:本格的に歌をやってるとかそういう人たちじゃない。

M:でも曲はなんかあの向こうの有名プロデューサーが書いていたりしている人たちかな。

C:多分。結局駄目だったんだよねっていう話を聞いたときに、馬鹿じゃないの?!って思ったの。

M:(笑)。

C:ごめん、本音が出ちゃったんだけどさ。私はハリウッドに、ロサンゼルスに住んでて、そのハリウッドで経験した人間からすると、馬鹿じゃないのっていう。ハリウッド進出とか世界進出をちょっと甘く見すぎてるんじゃない?と。ちょっと差別的になるかもしれないけど、アジア人がアメリカで認められるって本当に簡単なことじゃないから。

M:いや無理ですよ。

C:無理だよ。韓国のアーティストたちが、どんだけトレーニングしてるかって。

M:本当ですよ、BTSの歌唱力ある人日本にいるのかなっていう。めちゃくちゃ歌上手いでうよね。

C:めちゃくちゃ歌うまい。それでBTSのみんなめちゃくちゃ歌上手くってさ、ああいう軽いミックスボイスみたいなのをずっと使ってるけどさ、ベルトも絶対できるからね。

M:出来ますよね。いや、すっごい歌うまいなと思いました。アコースティックのライブとかでYouTubeで見たんですけど、テクニックもさることながら、声が素晴らしいっていう。だからものすごいトレーニングされてるって思いました。

C:あそこはもう才能とかセンスとかで到達できる域じゃないから。あれはものすごいトレーニングしないと、無理。なのに日本ボーイズグループが日本人の俺たちもハリウッド進出しようぜ、みたいな感じで挑戦したけどちょっと駄目だったっていう話を聞いて、お前らロサンゼルスに引っ越してきた?みたいな。タレント業全部やめてこっち来いよみたいなさ。それをやったのがYOSHIKIさんなんだよね。

M:LAに移って。

C:それで去年ね、こっちにいる元大手レコード会社の人で、今は日本の歌手をLAでコーディネートしてる方と話をして、どうして日本人が海外で成功できないかっていう話をちょっとしてたんだけど。やっぱりいくら日本で売れてても、アメリカに来たら素人なわけね。だから楽屋も用意されないし、小さい箱小さいライブハウスを地方で巡業していくところから始めなきゃいけない。世界進出はしたいけど、そういう待遇に耐えられないミュージシャンが多いって話をしてて。だけどX_JAPANが世界的に売れたってときに、X_JAPANも最初は楽屋なんか用意されてなくて、みんな廊下で着替えとかしていたんだって。だからYOSHIKIさんの成功があるのはそういう事を乗り越えてしっかりと現地で実績を積んでるんだよね。

M:それよりも音楽というかアメリカで売れるっていうことを1番に考えてるから、そんな事は関係ないってことですよね。

C:そう。そりゃそうだよな、俺日本では有名だけど世界ではまだペーペーだもんなっていう考え方。

M:なるほど。偉い。

C:だからちょっとびっくりした、その日本の世界進出への考え方に。

M:私も甘い、ゆるいとなんとなくは感じております。

C:ほら、コメントもらってます。(コメント)「演劇もそうです、めちゃくちゃ韓国はすごいです」いや本当そうだよね。そうだよね、幻想だよ。ちゃんとどん底まで落ちて、深海の静けさを感じたら、ちゃんとやるべきことが見えてくるから。

M:確かに。先生がさっき言った深海の話、歌ではなかったんですけど、静かになる感じすごいわかります。あ、これじゃ駄目じゃんって思って。それ駄目だわって、その気持ちはすごいわかりました。

C:そう、静かになるのよ。私、よく夢みるんだけどさ、すごい犯罪を犯してしまって逃げてるんだけど逮捕された瞬間のあの静けさっていう、そういう夢を結構見るの。(笑)あ、やっぱり捕まったみたいなさ。人生終わった、みたいなさ。諦めなきゃいけない時がくるのよ人生には。もがくから苦しいの、もがくから悩んでるのよ。まだ私にはできるはずだってプライドがあるからもがいてしまう。

どうしようって泣いたりするんだけど、マジで駄目だ、もう終わったなって思ったら、そこから本当の自分と共に新しいものを築き上げていく大きなチャンスだからさ。

M:そうですね。

C:だから7年間日本とLAを行ったり来たりして、歌についてプロからアマチュアまでいろんな人と話したり、ワークショップをやっていろんな人を見てきたりするけど、本当にこの挫折して、自分を立て直そうと思えるぐらい音楽に真摯に向き合ってる、発声に真摯に向き合っている人っていうのは、本当に一握りなんだなっていうのはものすごい感じた、この7年8年で。

M:なるほど。吸収するものも違うし、生まれ変われるか変われないかっていうところで、そこでもう別れちゃってるんですね道が。

C:そう、そしてたどり着くレベルが変わる。

M:なるほど、辿り着くレベルが変わるとは。。。?

次回へ続く→


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